プラント内の配管の色は、水は青、蒸気は暗い赤というように、流体によって分けられています。
このように区別することで、工場での作業を効率的かつ安全に行うことができます。
また、塗装をすることで、配管や機材事態の劣化を防ぐ効果もみられます。
プラントは毎日稼働しているため、熱や蒸気などの水分が発生しやすい場所。
その影響で、塗装部分が剝がれたり、変色したりすることも…。
すると、作業効率を下げるどころか、人為的ミスも発生しかねません。
塗膜の剥げや錆びが目立ち始めるのは、環境にもよりますが、塗装して約5年が過ぎた頃と言われています。
工場内の安全性を保つためにも、5年を目途に塗装の塗り替えを行いましょう。
また当社では、プラント内のメンテナンスの際に、あわせて塗装することも可能です。
お気軽にお声掛けください。
◎塗装で重要!ケレン作業の種類とレベル
ケレン1種【劣化度】★★★★★
腐食が著しく、末期の状態
酸洗いで赤サビや黒皮などを完全に取り除き、鉄肌を露わにします。
ケレン2種【劣化度】★★★★☆
1種より症状は軽いが、塗膜が劣化した状態
電動工具と、ハンマー・スクレーパー・ワイヤーブラシなどの手工具を用いて、旧塗膜や錆びを除去します。
ケレン3種【劣化度】★★☆☆☆
部分的な錆びがある状態
ヤスリ等の手工具を用いて、部分的な錆びを除去。
ケレン4種【劣化度】★☆☆☆☆
ほとんど錆びがみられない状態
ワイヤーブラシや箒を用いて、粉化物や汚れを除去。